台湾セブンイレブン・柏靈頓熊(くまのパディントン)にみるマーケティング戦略

台湾セブンイレブン・柏靈頓熊(くまのパディントン)

最近台湾のコンビニではキャラクターグッズによる販売促進が流行しています。

写真の柏靈頓熊(くまのパディントン)のミニぬいぐるみは、台湾セブンイレブンで1回60元以上を消費するとで1枚シールがもらえ、それを20枚集めるとミニぬいぐるみがもらえるルールになっています。

ポイントは「1回60元以上」という基準です。普通に600ccのペットボトル飲料を買っても20~25元、店内で淹れたコーヒー(そう、台湾のコンビニには店内にコーヒーマシーンがありエスプレッソやカフェラテとかもできるんです)が大サイズでも50元と60元にはあと一歩届きません。

そこでもう1品お弁当とかお菓子とかを買わせるという、毎回の購入金額の向上を狙ったのが「1回60元」という基準なのです。「これは策略だ」とわかりつつも子供や女性の方、もしくはせがまれた男性の方などを中心に60元以上を目指し、1品多く買ってしまう人が多いところにこの戦略の上手さが隠れています。

更にぬいぐるみ自体も帽子の色や服の違いで8種類あり、コレクション魂をくすぐりる仕掛けが施されています。20枚集めて1つ貰ってもまた欲しくなってしまうという、(悪魔のような?)商売の上手さには感心させられます。

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