宜蘭にある補天宮(台湾語:pó͘-thiⁿ-kiong・ボーティンギョン/北京語:Bǔ tiāngōng・ブーティエンゴン)です。台湾や中国の神話に出てくる人間を作った創造神、女媧(台湾語:lú-o・ルオー/北京語: nǚwā・ニューワー)が祀られています。「女媧娘娘」と敬称「娘娘」をつけて呼ばれることも多いです。
女媧には天を支える柱が傾き、天地が裂けた時にそれを直した伝説があります、それでこの女媧を祀る廟を「補天」宮と呼ぶわけです。
ちなみにうちの会社は中国語では「盤古科技有限公司」と書くのですが、「盤古」(台湾語:phôan-kó͘・プァンゴー/北京語:Pángǔ・パングー)の意味の一つは台湾や中国の神話に出てくる天地創造の神の名前なのです。順番として天地創造が先・人類創造が後なので、「盤古」は女媧よりも古い神様ということになるわけです。
だから中国語で名前を伝えるとちょっと驚かれることがあります。日本だと「アマテラス(天照大神)テクノロジー」という感じでしょうか。