台北の代表的な繁華街、西門町の徒步區(歩行者天国)の近くにある赤レンガの洋館「西門紅樓」。日本統治時代、1908年(明治41年)に完成しました。
写真の建物は日本統治時代は公設市場「西門市場」の入り口で、上から見ると八角形という特徴からは「八角堂」と呼ばれていました。後ろには上から見るとこれもまた特徴的な十字型の建物が繋がっていました。
第二次世界大戦後は「紅樓劇場」となり劇場や映画館として使われていましたが、廃墟同然になっていました。その後1997年に第三級古蹟として指定され、歴史的な建築物をそのまま活かした文化施設となりました。現在は展示やレトロなカフェ、小劇場、デザイン工房・ショップ、イベント会場として使われています。