台湾の統一發票(統一発票)の種類

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本記事は「台湾で起業」運営会社変更以前に「平凡人@台湾」が書いた記事です。情報が古く、至らない部分も目に付きますが、当面はこのまま公開を続けさせていただきます。台湾起業・進出の最新情報については新しい記事をご確認頂けると幸いです。(平凡人@台湾)
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台湾の統一發票には色々な種類がありますが、基本かつ、創業時に良く使うのは手書きの「三聯式(三連式)」か「二聯式(二連式)」の統一發票だと思います。「三聯式」は営利行為を行っている会社や屋号(「行號」、個人事業主)などの「營業人」向け、「二聯式」は個人、非営利団体などの「非營業人」向けに発行します。詳細についてはまた別の機会に解説したいと思います。
※追記:「非營業人」とは海外の会社も含まれます。この辺は新しい運営者の方によって詳しく解説していただけると思います。
あと良く受け取るのはコンビニなどのレジで発行される「收銀機統一發票」でしょう。ホテルや量販店などでは「電子計算機統一發票」と呼ばれるコンピュータシステムによって出力されるものも使います。
最近は「電子發票」というのもあります。台湾政府の財政部が運営している「電子發票整合服務平台」(電子発票統合サービスプラットフォーム)に発票番号などの内容などの取引情報を記録し、同等の内容を電子メールで支払者に送付して紙の発票の替わりとします。この場合紙代・印刷代・郵送代などの資源・費用の節約ができるので徐々に広まっています。
でも電子發票の場合、發票の通し番号を利用した宝くじに当たったらどうなるのでしょう?これもちゃんと解決策が考えられています。
電子發票を発行する際、相手が非営利機関や一般消費者などの「非營業人」の場合、住所を先に入力してもらいます。当選番号が確定した後、システムで自動的に過去に発行した番号と照合され、当選の番号だった場合にのみ、指定住所に印刷した統一發票を送ります。
台湾は徴収漏れを防ぐためか、こういった税金関連の規定や仕組みは大変厳密に構築・運用されています。知れば知るほど感心してしまいます。
※ご注意:本記事は実体験を元に書いていますが、制度の変更や行政解釈の違いもありえますので、あくまでも本記事は参考情報に留めるようにしてください。

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